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生命保険で損をしないために

Q:保険会社が破綻したらどうなる?

   

A:様々なリスクがあります。破綻を予防するため、約束した予定利率を下げて良いという都合のいい法律がありますが、「危ない」と思われて解約が殺到する可能性を考えると、これまでのように、保険会社は「ある日突然破綻」を選ぶのではないでしょうか。
戦後初の生保破綻である日産生命のときは、あおば生命が受け皿会社となりましたが、その際契約者に告げられた条件は、予定利率の引き下げ、保険金・年金の最大72%の削減、解約返戻金も大幅カット、そのうえ保険料は従来通り支払わなければいけない、というさんざんなものでした。
破綻処理中は、保険料はとられる上、解約手続きもできなくなります。引き落とし口座から資金を引き揚げるという方法もありますが、保険会社はその分をみなさんの解約返戻金からとりますし、解約返戻金が底をついたら契約が失効する危険があります。
預金であれば保護金額によって工夫することができますが、保険の場合はそれができません。
過去の例を見ると、「安心を買う」とか「万が一」のためという言葉が空々しくきこえます。

 

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