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Q:お宝保険とは? 転換に注意とは?

      2014/04/23

A:過去に契約された予定利率の高い保険のことです。1950年代から上がり続けた予定利率は、1976年には5%を超え、1985〜90年にピークを迎え6%に達しました。その後は下がり続けますが、1994年くらいまでは5%近い利率でした。この時代に契約された高利率の保険がいわゆる「お宝保険」です。

保険会社は一旦利率を約束した以上、景気が悪化し金利が下がって運用益が得られなくなったからといって利率を下げるわけにもいかず、約束した高利率の支払と、運用益の低下によって経営が苦しくなりました。

そこで保険会社は「解約されると支払が発生するから、現在の低い利率の商品に買い換えさせれば万事OK」と考えました。これが悪名高い「転換」です。「下取り」などとも呼ばれます。内容をよく把握していない契約者に「新しい商品はいいですよ。乗り換えませんか?」などと巧みにセールスし、被害者は多数に上ります。一人でも被害者が減って欲しいと心から思います。

お宝保険を保有している方は、解約せず大事に保管してください。

 

 

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