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実例集 「騙された!」<case1> 国民生活センターによせられた実際の出来事

      2013/09/02

超屁理屈で入院給付金の支払いを拒否

「がん入院保障特約」が付いた定期保険特約付終身保険に加入していた女性のケース。14日間入院して、がん(悪性リンパ腫)の摘出手術を行ったのに、保険金の支払いを拒否されたのです。

保険会社の言い分はこうです。「入院してがんの治療はしたが、悪性の確定が入院後なので、保険金は支払わない」。初診時か入院時に判明しているものでないから払わないということです。
しかも、このケースでは、約款には「病理組織診断の結果が退院後に確定すれば、保険の給付対象にはならない」とは書いていなかったのです。

最終的には国民生活センターの指摘を受けて支払うことになりました。その際のいい分にあきれます。「支払いに関する約款の解釈や運用の見直しを行っている。本件でも遡って適用する」。
謝るどころか「書いてないから本来は払わなくていいんだ」ということでしょう。

ちょうど、不払いが話題となっていた時期です。「こっちは悪くないがうるさいから払ってやるよ」といっているようにも聞こえます。

 - コワ〜い、生命保険の話