生命保険のサイト

生命保険で損をしないために

罠にはまらないための基本10か条

   

自分しか信用しない

保険契約の決め手を「営業担当者が良い人だった」からなどという人がいますが、これはダメです。保険は長い時間を考える商品です。20年、30年、50年、一生という単位が頻繁に出てきます。これだけ長い時間、「人」を信用し続けるなどということは大変難しいことです。「保険」と「人」はわけて考えなくてはいけません。たとえ自分にとって良い保険をすすめてくれたとしても信用するのはあくまで数字であって、それをすすめた「人」ではありません。

夫婦でさえ4組に1組が離婚するといわれている時代でもあります、離婚すれば即他人です。夫婦といえども将来はどうなるかわからないのです。ましてや、保険の営業員任せの契約などもってのほかです。

生命保険のクレーム件数」で、ひいきにしていた銀行の訪問販売で積立預金のつもりが、「米ドル建て積立利率変動型個人年金」を買っていたお年寄りのケースを紹介しました。「長い付き合いの銀行だから」とか「いつもの銀行員さん」などという「信用」がもたらした被害ともいえます。

 

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生命保険不要論は頭から外さない

生命保険の加入や見直しの際、「どの保険に入ったらよいでしょうか?」という質問をよく聞きます。すでにこれがいけません。安易に入るという前提になってしまってはゼロベースの見直しができません。

「生命保険はなくてもいい」という結論を常に懐に持っていないと、「ご家族の生活のためにはこれだけ必要です」とか、「入院費は平均で1日16,000円かかります」などと巧妙にセールスされているうちに、しっかり把握できない商品になんとなく魅力を感じるようになってしまいます。ここで役立つのが、「なくてもいい」です。「わからないところがあるから、とりあえずやめとこう」というゼロベースの正しい選択ができます。

自分の保険契約は?と聞かれて内容をさっさと言える人は結構少ないものです。それゆえ、「わからないところがあるけど、これで良さそうだ。保険だし」という感覚で損な契約をしているケースは多いものです。不要論を持っていないと、生命保険には入るものだろうという必要論があなたに損な契約をさせることになってしまいます。

自分だけを信用して、生命保険不要論を常に懐に持っておいてください。

 

公的医療・年金制度を確認する

公的医療・年金制度はこんなに手厚い」のとおりです。ゼロベースで保険を見直すために必要な「生命保険不要論は頭から外さない」をより強く担保するための知識です。

「生命保険は入らなきゃいけないものじゃない」と思っていても、保険営業員のセールストークは百戦錬磨です。「そうはいっても、もしあなたに何かあったら、◯◯○◯円は必要というデータがありますよ」とか、「病気でもし◯◯といった治療になると高額な費用が」、「豊かな老後には〜」などと切り返してきます。巧妙なセールストークを聞いているうちに、不要論が頭からはなれ、「とりあえずやめとこう」が、「まあこれでいいか」となってしまいがちなのです。

 

計算機を手放さない

保険は「人」でなく「数字」を見るのが、得する見直しの基本です。ちょっと計算すれば防げるような損があるからです。

例えば学資保険などは、「子供のための学費を用意する」のが目的ですが、払込保険料を計算すると、受給額より払った方が多いというケースがあります。子供の学費ための大事なお金を保険会社に手数料をとられたうえ、元金割れしてしまうなどということが起こりえます。

 

保険は金融商品である

日本人は生命保険を「金融商品」とは違うものと思っている方が多いように思います。しかし、保険は金融商品であり、「金のやりとり」です。「安心を買う」、「家族の生活を守る」などというイメージを持たされていますが、これは「銭勘定」をきちんとできた場合にもたらされる「お金」です。損な保険に入って無駄な保険料を払っていては、「家の大事なお金を無駄に使っている」だけです。

保険はお札やお守り、開運の壺とは違うのです。

 

生命保険は3種類しかない

ざっくり正しく生命保険を理解する」で述べたとおりです。保険の根本はシンプルなものなのです。ここを理解することによって、「保険はシンプルイズベスト」であるという考えで見直しをすることができます。あなたが損をしないようにするために欠かせない考え方です。

 

単体保険を基本に考える

複雑な商品ほど、損をするリスクが高いということを覚えておいてください。

単体保険とは「定期保険」、「終身保険」、「養老保険」、「医療保険」の4つです。本来は医療保険も定期保険や終身保険なのですが、わかりやすくするために4つにします。

本来はこの4つなのですが、複雑に組み合わされ、抱き合わせることで出来上がるのが、我々が損をする保険の代表選手、一昔前に保険会社が強烈に営業した「定期付終身保険」と現在の「アカウント型」保険です。組み合わせた上に、「生存給付金」などの特約がゴテゴテと付けられ複雑さは増すばかりです。

 

わからないものには近寄らない

我々にとって損をする可能性の高い代表選手、アカウント型保険はとても複雑です。保険料や保障額、条件などをきちんと把握している人にあまり出会ったことがありません。

そして、把握していない人のアカウント型保険を見ると、ほとんどは保障額に比べて保険料は高く、更新毎にさらに保険料が上がり、こんなに払えるの? という金額になります。その上、満期時の保険金(主契約)部分は、希望した額が貯金されるだけで保障機能がありません。

別々な商品として検討すれば分かる損も、複雑化すると、ごまかされてしまうのです。だからといって、複雑な保険をすんなり理解できるような玄人になる必要はありません。「シンプルで理解できる保険に入ればよい」のです。「わからないものには近寄らない」ということです。これこそが、少しでも安い保険料できちんとリスクに対処できる、ベストな選択方法なのです。

 

いちいち値段を確認する

「買い物するのに値段を確認するなんてあたりまえじゃないか」と言われそうです。本来はそうなのです。しかし不思議なことに「保険」となると、日本人は「安心料」とか「まあ保険だから」などといって、平均2,000万円ともいわれる商品を値段を確認しないで買ったりするのです。

アカウント型保険の一例から保険料をみてみましょう。第4章で詳しく見直すので詳細は省きますが、ある大手の例ですと、保険料は加入時の35歳で月23,100円です。「まあ総合的な保険でこのくらいならいいんじゃない」と思ったら大間違いです。「いちいち値段を確認」していきましょう。

保険料は10年毎に更新され、45歳30,334円、55歳52,090円、65〜79歳は70,825円です。しかも、「手厚い」と宣伝している介護保険部分は、初年度4,800万円という意味不明の高額ですが、年を追う毎に下がり続け、本当に必要な66歳以降は基本保障なし。介護保険を継続するには申し出て「会社の基準を満たせば入れてあげます」で、保障額は介護100万円(他に死亡時50万円と医療系特約)、基準に満たない人は介護保険は続けられず死亡保障156万円と医療系特約のみです。

こんな保険に70歳を過ぎて毎月7万円を超える保険料など払いたくありませんよね。

 

人をみたら泥棒と思え

「いちいち値段を確認」すれば、「とてもじゃないが買うわけないでしょ」という商品がテレビCMでも堂々と宣伝され、大手企業の看板商品として、売られているわけです。

先の高齢者をなかば騙して保険を販売した銀行員もそうですが、故事は正しい。やはり「人をみたら泥棒と思え」という心構えが必要なのです。

 - まず知っておきたいこと